はるとかわ 世界の一隅日記

ハーブと、語学と、日々雑感。最近は香りが気になる今日この頃。

【メディカルハーブ検定に出てくるハーブ④】ネトル


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ご覧いただきありがとうございます。ハーブ好きが高じて、ちゃんと資格を取ってみようと勉強に本腰を入れている、はるとかわです。

今回は、メディカルハーブ検定に出てくるハーブの中から、ネトルを取り上げます。

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photo of nettle by unsplash

 【ネトルの名称】

(学名)Urtica dioica ⇒Urticaはラテン語のuro(焼く)から来ている。刺さると焼けるような痛みがあることから。dioicaはラテン語で雌雄異株の、という意味。

(英語)Nettle

(フランス語)La grande ortie、L'ortie commune

(ドイツ語)Die Große Brennnessel

(中国語)异株荨麻 yi4 zhu1qian2 ma2 ←「异株」は繁体字だと「異株」。つまりdioicaの訳になっている。「荨麻」は蕁麻。

和名はセイヨウイラクサ

 

【ネトルの特徴】

イラクサ科で、葉の部分を利用する。

繊維質で、青銅器時代からずっと織物に利用されてきた。

南北戦争時代のアメリカでは、ネトルの茎と葉の浸出液に包帯を浸けて、止血の為に使われていたらしい。

土中から吸収したミネラルが豊富(鉄分・カルシウム・カリウム・ケイ素)。フラボノイドやクロロフィルも含む。栄養たっぷりですね。

  

【ネトルの効果・効能】

浄血作用があり、アレルギー疾患やリウマチなどの場合の体質改善に効く。特に、花粉症などの春先に起きるアレルギー症状に対して用いられる(これを春季療法と呼ぶ)。過剰なタンパク性の老廃物を除去してくれるそう。

利尿作用も強いことから、痛風尿道炎にも用いられる。

鉄分・葉酸・ビタミンCを含むことから貧血対策にも。

 

【ネトルの小話】

 刺毛に覆われていて、触ると痛く、赤くはれることもある。因みに生薬名は「蕁麻」。触ると発疹が出ることから、蕁麻疹や麻疹の語源となったとか。

 

…こんな感じです。触るな危険、でも味方になると頼もしいハーブですね。

 勉強のお供の本は、主にこれです。個人的に色々と調べて付け足しています。

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