はるとかわ 世界の一隅日記

ハーブと、語学と、日々雑感。最近は香りが気になる今日この頃。

【アロマテラピー検定1級に出てくるアロマ①②】ジャーマンカモミール&ローマンカモミール


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ハーブについて勉強中の、はるとかわです。

今回は、カモミールの種類について理解を深めるべく、「ジャーマンカモミール」と「ローマンカモミール」、この二種の違いについて比較していきます。

なお、この二つのハーブは、アロマテラピー検定1級の出題範囲に含まれています。検定を意識されている方はしっかり覚えましょう!

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book and chamomile tea by pixabay

違い① 学名

ジャーマンカモミールMatricaria chamomilla、またはMatricaria recutita 

ローマンカモミールChamaemelum nobile、またはAnthemis nobilis

…学名全然違いますね!ジャーマンカモミール「子宮」を意味するmatrixが由来となっていて、学名はMからはじまっています。一方でローマンカモミールは、どちらも名前にラテン語nobilis(高貴な、英語のnoble)が含まれています。

ジャーマンはマトリックスローマンはノーブル!で区別できます。】

 違い② 生育

まずはジャーマンカモミールから見ていきましょう。

カモミール, 夏, 自然

ジャーマンカモミールの生育の特徴:

上に伸びて育つ

・花は小ぶりで、ぽってりしている

・開花・収穫時期は3月~6月

一年草

ジャーマンカモミールは上に伸び、30cm~60cmほどの高さになります。花を見てみると、丸くてころんとしていますね。特に、中央の黄色い部分が盛り上がっているのが分かります。収穫時期はローマンカモミールよりも早いです。

 

一方で、ローマンカモミールはといいますと…

自然, ネイチャー, 植物, 花, カモミール, 牧草地, フィールドの野獣, 繁栄, カラフルです

ローマンカモミールの生育の特徴:

地を這うように育つ

・花は比較的大きく平べったい

・開花・収穫時期は早くて5月~7月の上旬

多年草

 

ローマンカモミールは高さが低く、30cm程度までしか伸びません。花を見てみると、ジャーマンカモミールとは違い、中央の黄色い部分にそこまで盛り上がりがありません。またローマンカモミールは、花だけでなく、葉も香るのが特徴です。地を這うように成長し、踏みつけにも強いことから、香る芝生として知られています。

違い③ ハーブティーの味

ジャーマン・ローマン共に、ハーブティーとして飲めます。ただ、ジャーマンカモミールの方がメジャーです。理由は、ローマンカモミールハーブティーにすると苦みがあるから。

ハーブティーではジャーマンが主流!

違い④ 精油の色

ジャーマンカモミール精油は、「青」です。花自体は青くないのですが、ジャーマンカモミールに含まれるカマズレンという成分が、アロマの生成時に濃い青の色を作り出します。因みに水蒸気蒸留法です。

一方、ローマンカモミール精油の色はイエロー。多くのアロマと色そのものでは目立ちませんね。

ジャーマンカモミール精油は青!

 

まとめ:一覧表

情報を整理すると、このようになります。

  ジャーマンカモミール ローマンカモミール
学名 Matricaria chamomilla, Matricaria recutita  Chamaemelum nobile, Anthemis nobilis
育ち方 上に伸びる(30cm-60cm) 香る芝生(~30cm)
花の形 小ぶりでぽってり 大きくて平たい
開花期 3月~6月 5月~7月上旬
タイプ 一年草 多年草
ハーブティー 美味しい 苦みがある
精油 青い 黄色

 

ふう。これでジャーマンVSローマンの戦いを和平出来ますね。平和が一番です。

以前書いた、ジャーマンカモミールについての記事はこちら。

haruto-kawa.hatenablog.com

また、今回参考にした本はこちら。一冊に知識が凝縮しているし、模擬試験も充実していて個人的に気に入っています。この本に載っている他にも、色々と適宜情報を付け足しています。 

それではまた!