【メデイカルハーブ検定に出てくるハーブ⑩】ペパーミント
ご覧いただきありがとうございます。
今回はペパーミントについて勉強していきます。ミントって沢山ありますよね。いつかミントを比較する記事も作りたいと思います。まずは、ペパーミントから!それではいきましょう。
【ペパーミントの名称】
(学名)Mentha piperita:Menthaはギリシャ神話の女神であるミントスのこと。冥王ハデスが心をときめかせた数少ない相手だが、ハデスの妻のペルセポネによって草に姿を変えられてしまった。piperitaはギリシャ語のpiperi(こしょう)から。
(英語)Pepermint
(フランス語)La Menthe poivrée
(ドイツ語)Die Pfefferminze
(中国語)胡椒薄荷 hu2 jiao1 bo4 he
…言語を問わずに全て「胡椒+ミント」ですね。
和名はセイヨウハッカ、あるいはコショウハッカ。日本には、江戸時代にオランダから伝来した。
【ペパーミントの特徴】
シソ科。ウォーターミントとスペアミントの交配種。
用いるのは葉部。成分としては、アピゲニンやルテオリンなどのフラボノイド、タンニン、l-メントールを含む。
古代エジプトでは、ピラミッドの建設をしていた労働者の食事にミントが使われていたらしい。
【ペパーミントの効果・効能】
メントールの香りは清涼感があり、眠気をさましたり、中枢神経を刺激して集中力を上げたりする。身体を温める作用・冷やす作用の両方がある。賦活(元気になる)した後で鎮静(落ち着く)する、二重効果がある。
消化器に良い。ストレス性の下痢や便秘、過敏性腸症候群などにも良い。食べ過ぎた時、消化不良、吐き気があるときにも頼りになる。
【ペパーミントの小話】
ペパーミントの産地として、一時期世界的に有名だった日本の街があります。そう、北見です。北見に屯田兵が入植したのが、明治30年頃ですが、なかなか厳しい開拓環境だったらしく、「どうにかして突破口を見つけたい!」と、開拓初期からペパーミントの栽培が始められていました。昭和13~14年頃には、世界のペパーミント生産量の70%を北見が担っていたそうです。時代の波にもまれながら、生産が低迷したり、盛り返したりしたようですが、今でも北見のお土産やさんにはハッカ製品が沢山あります。薬局でもたまに、ハッカコーナーに北見の文字を見かけますよね。
一道民として、書いておきたいことでした。
…こんな感じです。お腹の調子も眠気もスッキリ!なハーブですね。
勉強のお供の本は、主にこれです。個人的に色々と調べて付け足しています。
それではまた!