【メデイカルハーブ検定に出てくるハーブ⑫】ラズベリーリーフ
目に留めていただきありがとうございます。ハーブについて勉強中のはるとかわです。今回はラズベリーリーフについて取り上げます。「メディカルハーブ検定出てくるハーブ 」と銘打って記事を書いてきましたが、それも今回で12回目です。残るはあと3回。それではいきましょう~!
【ラズベリーリーフの名称】
(学名)Rubus idaeus:Rubusはラテン語のruder(赤い)より。idaeusは、地中海はクレタ島にある島の名前であるIdaから来ている。この山には赤い果実が沢山あったそう。
(英語)Raspberry、Red raspberry:途中でPが入ります。発音は「ラズベリー」。
(フランス語)Le Framboisier、La Ronce du mont Ida←「イダ山のキイチゴ」の意味。
(ドイツ語)Die Himbeere
(中国語)覆盆子 fu4 pen2 zi3
和名はヨーロッパキイチゴ。日本には、1873年にアメリカから持ち込まれたが、当時は全然普及しなかったそう。
【ラズベリーリーフの特徴】
バラ科。花は白い。葉を用いる。
成分としては、フラガリン、エラガ酸などのタンニン、ビタミンCなどを含む。
【ラズベリーリーフの効果・効能】
子宮や骨盤の周囲の筋肉を調整する働きがあることから、月経痛や月経前症候群(PMS)に効く。また「安産のためのお茶」とされ、出産準備として七か月目以降から飲み始めると、フラガリンという成分が子宮筋の収縮を調整してくれることから、スムーズな分娩に近づけるらしい。ペパーミントとジンジャーとブレンドすると、妊娠後期のつわりの軽減になる。
収斂作用や、炎症を抑える効果もあるため、下痢や風邪、扁桃腺やインフルエンザの時にも頼りになる。
《安全性について》
妊娠初期や中期には服用はお勧めできない。妊娠後期でも、出来るだけ医者に相談してからの方がベターです。
【ラズベリーリーフの小話】
・「ラズベリー」は英語読みで、それがフランス語になると「フランボワーズ」になります。
・ギリシャ神話によると、ラズベリーの発祥地はクレタ島のイダ山で、ここはゼウスが幼少期を過ごした場所。そこに、イダという名前のニンフ(妖精)がいて、ゼウスの面倒をみていた。彼女がフランボワーズの棘に引っかかれた際、その時に流れた血がラズベリーの実を赤く染めたとのこと。
…こんな感じです。新たな生命をウェルカムするのに一緒にお祝いしてくれるハーブですね!
勉強のお供の本は、主にこれです。個人的に色々と調べて付け足しています。
それではまた!