【メディカルハーブ検定対策④】症状別ハーブの処方箋
こんにちは!ハーブについて勉強している、はるとかわです。今回はメデイカルハーブ検定対策第四弾です。ここでは、具体的な症状に対してどのハーブがオススメなのか、メデイカルハーブ検定の内容に沿ってまとめていきます。
※前回のメデイカルハーブ検定対策第第三弾はこちら↓
消化器系の症状
①胃腸の調子が悪い!→吐き気、下痢、腹部不快感
〈原因〉精神的なストレスが影響しやすい。不安や心配があると、交感神経が優位になる事から、消化機能が抑制される。一方でリラックスしている時には副交感神経が優位になるため、消化が促進される。
〈おすすめハーブ〉
・ペパーミント:お腹全体に良いハーブ。食後にハーブティーをゆっくり飲むと良い。足やお腹に温湿布をするのもオススメ。
・ジャーマンカモミール:「植物のお医者様」との呼び名もあるらしい。駆風作用があるのでガスを排出してくれるほか、消炎作用や、リラックス効果も期待できる。食後にゆっくりハーブティーを飲む。もしくは、消炎作用を期待するなら空腹時に飲むべし。
②便秘が辛い!
〈おすすめハーブ〉ダンデライオン、ハイビスカス、ローズヒップ、ペパーミント
緩下作用のあるハーブ。因みに個人的にはダンデライオンが一番効く。
※下痢と便秘を繰り返してしまう過敏性腸症候群の場合、鎮痙作用のあるペパーミントの温湿布がおすすめ。あとはお腹を優しく、ゆっくり時計回りに円を描くようにマッサージしてあげるのも良し。お大事にしてください。
精神的な症状
原因は多岐に渡ると思いますが、少しでも自律神経を整えたり、気持ちを楽にしてくれるハーブがあなたの元に届いたら嬉しいです。
①眠れないし落ち込む…
〈おすすめハーブ〉
・セントジョンズワート:早く目が醒める「早期覚醒」型の方におすすめ。
・リンデン:就寝前に芳香浴で、香りを部屋にふわっと広げると心地よくなれるそう。
・ペパーミントとジャーマンカモミール:ブレンドしても良し。ハーブティーで飲みましょう。
②不安がたっぷり…/緊張する…
〈おすすめハーブ〉
・ジャーマンカモミール:不安や緊張感を取り除いて、リラックスさせてくれるハーブ。ハーブティーも良いし、手浴も良い。あったかくて香りも楽しめます。
・パッションフラワー:「植物性のトランキライザー」との呼び名のあるハーブ。カモミールとブレンドしたハーブティーも良い!リンデンも加えても良い。
アレルギー症状
医薬品に比べて効果が穏やかなハーブは、副作用が少なくて安心です。即効性があるというよりも、体質そのものをゆっくり変えていく効果があります。
①花粉症が辛い!
〈おすすめハーブ〉
・エルダーフラワー:抗アレルギー作用があるハーブ。ハーブティーで飲もう。
・ネトル:アレルギー体質の改善で用いられるハーブ。こちらもハーブティーでどうぞ。
・ペパーミント:メントールですっきりするハーブ。蒸気を吸い込むと鼻がすっきりします。
②アトピーや湿疹がかゆい!
〈おすすめハーブ〉
・ジャーマンカモミール:皮膚や粘膜の炎症を抑えるハーブ。ローズヒップとブレンドしてハーブティーにすると、炎症で消耗したビタミンCも補給できるのでおすすめ。ただ自分の身体に合うかどうかは慎重に服用しましょう。
女性特有の症状
①PMSが辛い…
基本的には、身体を温かくしてリラックスして過ごすのが良いと言われていますよね。
〈おすすめハーブ〉
・ラズベリーリーフ:PMS対策に使われる代表的なハーブ。生理痛をやわらげてくれます。ハーブティーでどうぞ。
・セントジョンズワート:落ち込んでいる時にはこのハーブティーであったまりましょう。抗うつ作用があります。
②出産前後に労わりたい!
〈おすすめハーブ〉
・ラズベリーリーフ:出産前に使用することで、子宮や骨盤まわりの筋肉を調整してくれるハーブ。ただし、妊娠初期は使用しないこと。また産後には子宮を収縮させるj働きが期待できる。栄養もあるので体の回復に拍車を掛けます。母乳の出を良くする効果もある。
・ダンデライオン:母乳の出を良くするハーブ。ビタミンやミネラルも含むので、栄養補給にもおすすめ。
スキンケアのために
①シミが気になる…
〈おすすめハーブ〉
・ジャーマンカモミール:美学・整肌効果があるハーブ。ウォッカで作ったチンキを精製水で希釈したものを塗布したり、湿布するのもよい。
・マルベリー:抗酸化作用のあるハーブ。パウダー状にしてクレイと精製水を合わせて練り、パックすると良い。
②シワやたるみがね…
〈おすすめハーブ〉
・リンデン:肌を引き締めたり、保湿してくれるハーブ。顔に蒸気を当てるフェイシャルスチームが良い。
・ウスベニアオイ:粘液質なので、保湿や保護の効果がある。やっぱりフェイシャルスチームが良い。
・ローズヒップ:コラーゲン成分に欠かせない成分であるビタミンCが豊富なので、ハーブティーで頂きましょう。VCは熱に強いです。
③肌荒れが…!
〈おすすめハーブ〉
・ジャーマンカモミール:消炎と鎮静の効果がある。ハーブティーがおすすめ。
・ローズヒップ:ビタミンCを補給したり、緩下作用でデトックスするのに向いている。
・ダンデライオン:強肝作用があるので、吹き出物に効果がある。ハーブティーで飲みましょう。
その他の症状
冷え性で寒い!
〈原因〉血行不良が主な原因。運動習慣や、入浴、マッサージが効果的。
〈おすすめハーブ〉
・ジャーマンカモミール:内用チンキで用いると、フラボノイドの発汗作用で身体があったかくなる。
・リンデン:発汗と鎮静作用がある。足湯してみてはいかが?
痩せやすい体質に!
〈おすすめハーブ〉
・マルベリー:デオキシノジリマイシン(DNJ)という、糖質の吸収を抑制する成分が含まれている。食前にハーブティーを飲むと良い。
・マテ:カフェインには脂肪燃焼効果がある。あったかいハーブティーで飲みましょう。
肩こりや腰痛が…!
〈おすすめハーブ〉
・ジャーマンカモミール:温湿布がおすすめ。血行を良くします。
・ペパーミント:こちらも温湿布が良い。メントールですっきり。
・ハイビスカス:代謝を促進するクエン酸などが豊富。筋肉の疲労回復に効果的。
目が疲れた!
〈おすすめハーブ〉
・ウスベニアオイ:アントシアニンを含みます。ハーブティーでどうぞ。
・ジャーマンカモミール:消炎作用が、目の充血やかゆみを楽にする。冷湿布にして目に当ててあげるのも良い。
風邪気味…
〈おすすめハーブ〉
・エキナセア:免疫力UP!ハーブティーで頂きましょう。8週間以上続けて摂取すると効果が薄くなるので注意。
・エルダーフラワー:「インフルエンザの特効薬」との呼び名があるハーブ。ハーブティーがいいですね。
・ウスベニアオイ:とろりとしたハーブティーで、喉をいたわりましょう。
疲労が慢性化しております
〈おすすめハーブ〉
・ダンデライオン:強肝・利胆作用があるので、滋養強壮に効く。特に根の部分(ダンデライオンルート)がおすすめ。ミルクティーでもいける。
・マテ:強壮作用がある。カフェインが心身を元気にしてくれる。
二日酔いでぐわんぐわん
〈おすすめハーブ〉
・ペパーミント:吐き気があるときに気分をリフレッシュさせてくれる。
・ダンデライオン:強肝作用でアルコールを早く排出させよう!解毒作用もあります。水分補給も兼ねて多めにハーブティーを飲みましょう。
・ローズヒップ:ビタミンCの効果で、アルコールの分解と解毒を促進します。
軽程度の外傷のある場合
〈おすすめハーブ〉
・セントジョンズワート:鎮痛作用がある。軟膏にしたり、浸出油にしたり。やけどにもよい。
・エキナセア:創傷治癒作用があります。
・ローズヒップ:ビタミンCのコラーゲン生成効果により、早く傷を治します。軟膏にしたりハーブティーにしたり。
スポーツ前に
〈おすすめハーブ〉
・ハイビスカス:糖質のエネルギー代謝を活発にしてくれるハーブ。
・ローズヒップ:運動で消費するビタミンCを補いましょう。
・マテ:カフェインで集中力を高めたい時に。
お口をさわやかに!
〈おすすめハーブ〉
・ラズベリーリーフ:マウスウォッシュに用いると、収斂作用が口内炎や歯肉炎などをやわらげてくれる。ほんのりフランボワーズの香りもする。
・ペパーミント:清涼感がお口をすっきりさせてくれます。
まとめ
さて、以上色々とまとめてきましたが…
ジャーマンカモミール、最強なのでは?????
と思うくらい、色んな症状の際に登場してましたね!ペパーミントも登場率が高かったです。ともあれ、それぞれのハーブの特性を理解した上で、自分の身体に合うハーブを見つけていきたいですね。
それではまた!