はるとかわ 世界の一隅日記

ハーブと、語学と、日々雑感。最近は香りが気になる今日この頃。

【メデイカルハーブ検定に出てくるハーブ⑪】パッションフラワー


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ご覧いただきありがとうございます。今回は、メディカルハーブ検定にも出てくるハーブの一つ、パッションフラワーについて見ていきます。なかなかにパンチのあるヴィジュアルといいますか…ピラピラしている扇風機みたいなお花ですね。もう紫色の扇風機にしか見えません。それではいきましょう!

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photo of passionflower by pixabay

【パッションフラワーの名称】

(学名)Passiflora incarnata:Passifloraは、ラテン語のpatior(我慢する)+florus(花)。incarnataはラテン語でincarno(受肉する)を意味する。

(英語)Passionflower, Maypop

(フランス語)La Passiflore, La fleur de la passion

(ドイツ語)Die Passionsblume

(中国語)西番蓮 xi1 fan1 lian2

和名はチャボトケイソウ

 

【パッションフラワーの特徴】

トケイソウ科。時計草と書く。確かに時計に見えなくもない…?

ブラジル原産。地上部の全草を用いる。

成分として、アピゲニン等のフラボノイド、ハルマン・ハルモール等のアルカロイドを含む。

1569年、スペイン人医師がペルーで発見し、ヨーロッパに持ち込まれる。

因みに果物のパッションフルーツとは別物。

 

【パッションフラワーの効果・効能】

穏やかに作用する。

「植物性の精神安定剤トランキライザー)」と呼ばれている、向精神性ハーブ。昔から不眠や神経痛、ノイローゼや眼病などに対して用いられてきた。現在では、鎮痙作用、不安緩和、高血圧に対して効果を認められている。

鎮静系のハーブ(例えばジャーマンカモミール)とのブレンドがお勧め。

《安全性について》

子宮収縮を誘発する可能性があるため、妊娠中は控えましょう。

 

【パッションフラワーの小話】

パッションは情熱ではなく、苦難の意味。キリストの受難の花、だそうです。英語のpassionは、今では基本的に「情熱」という激しい感情について言いますが、語源としてはラテン語のpati(苦しむ、悩む)から来ているそうで、おそらく「どうしても悩んでしまうくらいに苦しい感情…感情が…大きい…」となって、情熱や激情へとつながっていったのでしょう。聖書でのpassionはキリストの受難を意味するそうなので、元々この単語は悩まされるものを意味していたのですね。

 

…こんな感じです。精神に落ち着きと安らぎをもたらしてくれる扇風機ですね!

勉強のお供の本は、主にこれです。個人的に色々と調べて付け足しています。

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 それではまた!