はるとかわ 世界の一隅日記

ハーブと、語学と、日々雑感。最近は香りが気になる今日この頃。

スキンケアもセルフケア。


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こんにちは!はるとかわです。私の住む北国でも、路上の雪がみるみる溶けてなくなってきました。本格的な春、到来です。気分もそわそわする季節ですね。

私事ですが、ハーブやアロマを勉強する動機というか、根本的な目的の部分に「セルフケア」というものがあります。ちゃんと自分を大事にしたい。そう思って、楽しみながらその希望を実現する手段としてハーブやアロマを日々使っています。

しかしながら、セルフケアと言う時になぜか「スキンケア」という概念が長らく自分の頭の中から抜け落ちていた事に、最近気が付きました。スキンケアもセルフケアの一環として、自分(の肌)を大事にするものですよね。胃腸の調子や睡眠については良く考えてきたのに、自分のニキビ肌についてはセルフネグレクト状態でしたセルフネグレクトとは、おそらく、大切に扱っていいはずの自分が見ていない状態の事なのだと思います。私は自分の肌をちゃんと見れていなかったのです。

今回は、セルフネグレクト気味に過ごしてきた自分の肌について、またネグレクトから目覚めたきっかけとしての体調の変化(左膝の腫れ)について書いていこうと思います。もし皆さんの中で、原因不明の膝の腫れに悩まされている方などいらっしゃいましたら是非コメントください…!

Face Acne

行動を起こす事すら知らなかった

私の肌にはいつもニキビがあります。小学校の5年生くらいまでは、ピチピチした綺麗な肌でした。ですがある時、右の頬に穴が開いている事に気が付いて、それを摘まんでみたらポンと角栓が出てきました。面白かったです。どんどん自分の肌の角栓を抜くようになりました。その所為もあったのでしょう、その時以来、私の肌にニキビが無いことはありません。

中学時代は顔面血だらけでした。血だらけの顔で生徒会長やってました。友人には「ニキビが潰れるのは青春してる証拠だよ」など言われていました。母に相談すると、母はいつも不機嫌になります。私のニキビは親を不機嫌にするものでした。それでも母はニキビ対策用の化粧水を買って来てくれました。薬局に良く売っている緑のやつです。でも全然直りませんでした。

高校生になって、相変わらず顔面は大変でしたが、私服の高校という事もありファッションやネイルに専心していました。特にネイルは凝っていて毎週変えてました。勿論セルフネイル。お化粧には特に興味無く、カラータイツにネイルを中心に、主に色で遊んでいた時期です。楽しかった。

大学に入る前のタイミングで、お化粧に興味があるのだけれど…と母に相談してみました。母はちふれのカウンターに私を連れて行ってくれました。そこで一式、BBクリームとパウダー、チークもあったっけ、それらを揃えてくれました。家でそれらを顔に付けてみると、なんだか顔がくすんで見えました。(今でこそ分かるのですが、首よりも大分濃い色を購入していたのです。理由は簡単。顔の赤みを無かったことにするためです。)

大学に入って、とりあえず日常的にメイクをするようになりました。ニキビやニキビ跡、肌の赤みはコンシーラーで徹底的に消す。顔の殆どにコンシーラーを塗っていました。今時のコンシーラーって結構すごくて、当時はKATEのスティックコンシーラーを使ってたのですが、本当に顔が綺麗に見えたのです。隠せばいいや。ずっとそう思ってました。

お判りいただけると思います。スキンケアをするという発想がこれまで全く無かったのです。

自分で自分を見過ごしていた

友人が「ここにニキビ出来ちゃって」など言う時に、「…たった一つじゃん???そんなもの、全然大丈夫じゃん!!!!」としか本気でリアクション出来ませんでした。控え目に言って、自分の顔面の方が悲惨。一つのニキビで気分が落ち込む人の気持ちが本当にわかりませんでした。ニキビがあって当たり前の顔と一緒に、これまで15年以上生きてきたので。

留学などしていたので、スカイプやフェイスタイムなど、画面越しに人と会話をする事が増えました。その時に、画面に映っている自分の顔が、どうにも汚く見えることが多々ありました。鏡で見る分にはまだマシなのに。画面に映ると、こんなにひどいの?と、自分の顔にびっくりしながら相手の話に頷く。なんだこれ。

そうそう、留学中に顔の左側だけが「粉をふく」を通り越して「ウロコでも生えてくるのかな?」と思えるくらい、落屑が酷くなったことがあります。当時仲が良かった中国人の子が、「薬局に行って相談してみようぜ!」と私の肩を押してくれて、初めて専門家に肌の事を相談してみました。すると、フランス人の薬剤師さんが色々と丁寧に教えてくれて、「洗顔は絶対にしないこと!これはふき取りローションだから、これを使うだけにするのよ」「この薬はね、肌の新陳代謝を高める薬なの。ちょっと高いけど、あなたにはこれが必要よ!」などなど。若干買わされた感もありましたが(スイス製の良い薬でしたよ)、自分の肌について誰かが真剣に心配してくれたのは、あの時が初めてでした。結果的に、友達がお土産にくれたシアバター入りのボディークリームを塗る事で落屑は完全に治りました。自分の肌とシアバターは相性が良いのだな、と学びました。

それでも暫く、自分の体の事よりも、その外側の事ばかり気にし続けていたのです。古着屋さんで素敵なお洋服を仕入れたり、アイシャドウを色々試してみたり、派手なネイルにしてみたり。そのままずっと、京都で学生をやるまでずっと、そうしてきました。今ではもう、当時の私のスキンケア、何をしていたのか本当思い出せない…それくらい何も考えていませんでした。

私は、自分の顔の肌が綺麗でない事を、知っていたのに、知らないふりをし続けていたのです。メイクの後ろに隠して無かった事にしていました。メイクをすれば、まるで無かったみたいにできるんです。ファッションコーディネートに気合を入れていれば、皆注意はそちらの方に行きます。「素敵な服だね。」誰も私の顔面について、敢えて何も言いませんでした。言わせないように、ずっと隠していたからです。

セルフケアを迫られた

文学部なのに「美大生」に間違われるようなファッションで、京都の古着屋を巡っていました。やがて修士論文を書き上げなければならなくて、自分で選んだとは言い難いテーマについて論じる事はもうこれしかなくて、論文の結果はこれまでの研究を全て無に帰すものだと理解していて、…つまりはまあ、色々と行き詰っていた時期の事です。

いきなり左膝が腫れました。忘れもしない、2019年12月11日の事です。ただ事ではないような気がして、とりあえず近所の整形外科に行きました。二日連続で水を抜いてもらいました。色々と検査をされたのですが、結局原因が解明されないまま、病院をたらいまわしにされて、最後には府立医大までかかりました。そこでも原因は判らず、そのまま地元に帰る事になりました。地元での病院も含めると、全部で4件の病院をたらいまわしにされたことになります。

この腫れた左膝が教えてくれたのは、私が今まで、ちゃんと自分の体について殆ど意識を向けてこなかったという事実です。今まで見てこなかったからこそ、腫れて「ほら!ちゃんと見て!」と言わざるを得なかったのでしょう。当時は歩行も困難になったこともあり、本当に絶望的でしたが、大切な事を教えてくれたので今では感謝しています

私がハーブやアロマに本格的に向き合おうと思ったのも、この原因不明の膝の事があったからです。自分の身体をケアする大切さを身に染みて実感した時に、自分の身体が喜ぶことについて思いを巡らせて、「そういえば、アロマ好きだったな」「ハーブってどうなんだろうな」と思うようになりました。実際病院に殆ど見放された状態だったので、自分で出来る事ってなんだろう…と考えた時に、ナチュラルなセルフケアに思い至ったのです。そして幸いな事に、ジュニパーのアロマオイルで脚をマッサージするうちに症状がだいぶ楽になってきたんですよね。病院で処方された湿布よりも確実に効いている感じがしました。自分にはこの方法が合ってるな、と確認できて良かったです。

スキンケアも、セルフケアだ。

脚も良くなってきたし、ハーブやアロマも楽しい。それでも、毎日鏡を見て映るのはニキビがたっぷりある肌です。ただ、タンポポ茶を飲み始めてから額のニキビが無くなってきました。これは初めての経験です。「肌って綺麗になるんだ!」と、たわごとのような事を愚直に思いました。それでも相変わらず頬やあごのニキビは止まらないし、ニキビ跡も年季が入ってきています。ふと鏡を見た時に、「これはこれで治療していかないと、治らないな」と思いました。これが、私のスキンケアを本格化させるきっかけです。「自分の体調(体の内側)と同じ位、身体の表面(肌)もケアしていいんじゃない?」そう気づくまでに長い時間がかかりました…。今ではようやく、セルフネグレクトのような、良くない癖から脱け出すことが出来つつあります。タンポポ茶以外のデトックス系のハーブティーを色々と試したり、また化粧水も自分で作るようになりました。市販の化粧水も便利で良いのですが、コスト対効果を考えた時にしっくりこなかったり、「もうちょっとシンプルで自分に合ったものが使いたい」と思って、手作り化粧水を始めています。結果としてかなり肌質が改善されてきた実感があります。化粧水に入れる精油や美容液について色々と調べる中で、美容についての知識も蓄積しつつあります。今まで知らなかった事を知れるのは面白いです。ニキビが出来た時に塗る薬も薬局で売っているし、肌に優しいメイクも沢山あるし、「肌を大切にする方法は沢山あったんだ!」と気が付けました。

今はまだ皮膚科には行けていないのですが、そのうちちゃんとした皮膚科に行って相談してみたいとも思っています。(早い方が良いと思うので、今年の前半中には一度かかりたい…!)

さいごに:意識は変わるものですね。

という訳で、今回の記事では、私がスキンケアにちゃんと向き合うようになった経緯についてお話してみました。私は無知をいいことに、自分に対して酷いことをずっと続けてきたのでした。左膝が腫れて困って途方に暮れて、ようやくその事と向き合う事が出来ました。今ではちゃんと自分の事をもっと大切にしようと思っています。

一つ意識が変わったら、自然と行動もついてきます。変わる流れがある時には行動もスムーズに行くものですね。自分を大切にする事こそセルフケアの本質ですし、お肌のスキンケアもその一環として、取り組み続けていこうと思います。

皆さんもどうか、自分の心と体を大切になさってくださいね。それではまた!