【メディカルハーブ検定に出てくるハーブ⑬】ローズヒップ
こんにちは!ハーブについて勉強中の、はるとかわです。今回はメディカルハーブ検定でも取り上げられる15種のハーブの中からローズヒップを取り上げます。結構メジャーなハーブだと思います。ビタミンCが多く含まれている事で有名で、ローズヒップ自体には実はそんなに酸味は無いんですよね。私はよく、ローズヒップティーにした後で、ふやけたローズヒップの実に蜂蜜をかけて食べています。食感は、…もそもそとしていて…噛みしめていると、なんだか…《 無 》という気分になります。それではいきましょう!
【ローズヒップの名称】
(学名)Rosa canina:Rosaはラテン語で薔薇の意味。caninaはcanis(犬)。←何故「犬」かというと、①ローマ時代に狂犬病に良いとされたから②犬の葉みたいな棘に覆われているから③犬が散歩中にローズヒップを食べるから…などなど、様々です。
(英語)Rosehip、Rose hipと分けて書いても良い。
(フランス語)Le cynorhodon、cynorrhodonの綴りもアリ。
(ドイツ語)Die Hagebutte
(中国語)蔷薇果 qiang2 wei1 guo3
和名はイヌバラ。
【ローズヒップの特徴】
バラ科。赤い実のような部分(偽果)を用いる。赤いのはカロテノイド色素(リコペン、β-カロテンなど)を含むため。
他の成分としては、フラボノイド、ペクチン、植物酸、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンE、そして何よりビタミンCを含む。ビタミンCはレモンの20~40倍。更に偽果の形が手榴弾に似ている事から「ビタミンCの爆弾」と呼ばれるに至る。因みに、このビタミンCの働きを、フラボノイドが増強しているのである。
ハーブティー以外にも、ジャムやビネガーにも変身する。
【ローズヒップの効果・効能】
とにかくビタミンCの効果が期待できる。美容効果として、特にシワ・シミの予防に良い。ハイビスカスとブレンドすると 更にGOOD。
薬効としては、風邪を引いた時に飲むと治りが早くなったり、夏バテに効いたりする。
あと緩下作用がある。
【ローズヒップの小話】
現在では、ローズヒップの産地としてはチリが有名。
チリをはじめとするアンデス地方を産地とする説と、ヨーロッパをs産地とする説を巡って、情報が錯綜しております。下記の書籍によると「元々ローズヒップはヨーロッパに自生していたもの。それが、大航海時代にスペイン人によってアンデス地方へと持ち込まれて定着した。」とあります。一方で、「元々アンデス地方にあったローズヒップを求めて、ヨーロッパ人が南米大陸へと渡り、その時にヨーロッパへと持ち込まれた」という情報もあります。どちらが正しいのか…。情報をお持ちの方がいたら、是非ご一報くださいませ!まあ、どちらとも言えない部分があるのでしょうかね…。
…こんな感じです。ローズヒップのお茶だと、甘さも自分で加減が出来ますし、健康的にビタミンCを取りたい方にとって、ローズヒップは最強の味方だと思います!出がらしの実も是非召し上がってくださいね。
勉強のお供の本は、主にこれです。個人的に色々と調べて付け足しています。
それではまた!