はるとかわ 世界の一隅日記

ハーブと、語学と、日々雑感。最近は香りが気になる今日この頃。

【メディカルハーブ検定対策①】ハーブ概観


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こんにちは!ハーブについて勉強中のはるとかわです。先日から投稿しておりました、メディカルハーブ検定で取り上げられる15種類のハーブについての記事シリーズ、完結しました!という事で、今回からは【メディカルハーブ検定対策】と銘打って、検定に向けた他の内容に関する勉強をしていきたいと思います。全5回を予定しています。

第一回目の今回は、ハーブとは何か?といった概説的なお話をまとめていきます。

 

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検定に関係のないポピーです。

 

【ハーブとは】

「薬草」「香草」などと訳される植物の総称。メディカルハーブは、狭義では「薬用植物」を指し、広義では健康に役立てるハーブ全般のことを言う。ハーブは食料品、染料、クラフト(ポプリなど)、化粧品、ガーデニングなどで活用される。

 

 

【自然療法について】

自然療法とは、人間の本来の自然治癒力を高めることを目的とした療法のこと。身体への負担をなるべく回避する。病気の予防を推進し、薬や手術に頼らずに健康になることを目指す。

英語でNaturopathy(ナチュロパシー)。19世紀後半、ヨーロッパでのネイチャーキュアムーブメントから派生したもの。ベネディクト・ルストというドイツ出身の医師が、19世紀末のニューヨークにナチュロパシーのスクールを開設した事がきっかけで普及。

歴史的観点からすると、

アーユルヴェーダ:インドの伝承医学

中医学:中国の伝統医学

ヒポクラテス医学:古代ギリシャの医学

・ユナニ医学:古代アラビアの医学

これらの伝統的医学もまた、体の自然治癒力へと訴えかける点で自然療法だと言える。これらの医学では、心と体を全体的・綜合的にみようとする態度がみられ、この態度の事をホリスティックと呼ぶ。

 

ホメオスタシス(恒常性)

自然治癒力が、体の外部環境の変化に関わらず、体の内部環境を一定の状態に保とうとする働きのこと。体温、心拍数、血圧、体液の浸透圧、pHなどが、ホメオスタシスの働きによって維持されている。

神経系・内分泌系・免疫系の三つの組織系が行う調節システムによって、恒常性は機能している。

《他の自然療法》

アロマテラピー(芳香療法)

精油を用いた療法。精油は揮発性・脂溶性の性質を持つ芳香成分。

※メディカルハーブは水溶性・脂溶性の両方の成分を用いる。精油脂溶性のみ。

・フラワーエッセンス

野生の花が持つ癒しのエネルギーを使った自然療法(???)

有名なのがイギリスの医師エドワード・バッチ(1886-1936)。健康は肉体的な要因というよりも、心理的にマイナスな感情によって損なわれると考え、感情レベルの不調和に対応する植物について研究した。

※メディカルハーブは植物の有効成分を利用する一方、フラワーエッセンスは植物エネルギー(波動)を利用する。(???)

(はると追記:花を愛でて癒される…って感じでしょうか。勉強不足です…。)

漢方薬

植物、動物、鉱物を原料とする漢方薬を、一定の処方によって配合したものを使う。

※メディカルハーブには動物と鉱物は含まれない。

 

【近代医学との比較】

・近代医学:薬用植物の有用成分のみを抽出し、その成分と同等のものを人工的に合成したもの。単一成分強く作用する。症状のある場所に部分的に働く。外傷や緊急時に有効。副作用の恐れがある。

・メディカルハーブ:多種多様な成分を含むが、合成した医薬品に比べると、成分量は少ない。よって穏やかに作用し、自然治癒力をサポートしつつ、全身的なパランスを回復させる。慢性的な不調心身症などに有用。副作用は比較的少ない。

 

今回はここまで。次回はハーブの作用について見ていきます。

それではまた!