はるとかわ 世界の一隅日記

ハーブと、語学と、日々雑感。最近は香りが気になる今日この頃。

Auroshikha(オウロシカ)のお香、ジャスミン。

絶賛香りブーム中の、はるとかわです。(※香りブーム:お香や香水、精油といったあらゆる香りを求めてしまう時期のこと。)これまでは絵画や本など、主に視覚的な刺激を摂取してきた人生だったので、このように嗅覚にフォーカスする自分が自分で新鮮です。理屈よりも感覚に注意するようになってきたのかもしれません。人も変わりますね。

今回は、Auroshikha(オウロシカ)のお香で一番好きなものをご紹介させていただきます。ジャスミンのお香です。Nature's Gardenというシリーズの一つです。

  • Auroshikhaとは
  • すーっと落ち着きたい時に
  • さいごに

 

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Auroshikhaとは

インドのお香メーカーです。IFRA(International Fragrance Association、国際香粧品香料協会)のガイドラインに認められた製品を作っています。つまり、人体に有害な物質を含まないなど、安全性にお墨付きを得ているという訳です。「お香って、燃やすけど大丈夫なの?」「何か変なもの入ってて具合悪くなるのでは…?」という方も、このブランドだったら比較的安心して試して見れるのではないかと思います。特にこのNature's gardenシリーズは、自然の原料のみを使って作られているそうです。

私は街の中心部にあるマライカで見かけました。20本入りで税込み330円でした。因みにスティックタイプと、コーンタイプの二種類があります。スティックタイプの長さは500mlのペットボトルくらい。一本につき20分~30分ほど燃え続けます。フレーバーは15種類あり、「ジャスミン」「ホワイトロータス」「ユーカリ」「オピウム」「ラベンダー」「シナモン」「ローズ」「フランキンセンス」「アンバー」「レモングラス」「パチュリ」「バニラ」「サンダルウッド」「オーキッド」「ムスク」です。

このお香のシリーズはパッケージにこだわりがあります。上の写真にある押し花の部分ですが、こちら、ひと箱ずつ全部違うんです!手作業でそれぞれのパッケージに一つずつ押し花を貼っているとのこと。私がこのお香を仕入れる時にはいつも、このお花の形で選んでいますが楽しいです!

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ブログを始めて一か月経ってから思ったこと

ご覧いただきありがとうございます!はるとかわです。

今日で、このブログを始めてから一か月が経ちました。今までなんとか毎日投稿しています!今回は、現時点でこのブログについてどう思っているか、ブログを書き始めての近況を書こうと思います。

  • 読者の方々、アクセスが嬉しい。
  • ブログのカテゴリー分けが難しい。
  • 学んだこと
    • ①記事への画像の張り付け方(コツ)。
    • ②ブログへの地図の貼り方、効果などについて。
  • これからも頑張ります!

 食品, 食通, 食品スタイリング, ブログ, デザイン, スタイル, 食べる, 食い入るように見る, 消費

読者の方々、アクセスが嬉しい。

他のSNSで特に宣伝もしないで細々と続けているブログですが、読んでいただけて嬉しいです。読者登録してくださっている方々、ありがとうございます。スターも頂いて励みになっています。

自分が思った事を、自分にあるものを、インターネット上のアーカイブのどこかに残しておければいいやと思って始めたブログですが、少しずつアクセスが伸びたり、読者の方が増えていくのを見ると心がウキウキします。ほっこり。

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一番最初の”読書”の話。(ヘルマン・ヘッセ、『車輪の下』)

「本」といえど、色々ありますよね。眺めているだけで楽しい絵本もあれば、役に立ちそうなハウツー本、ゴリゴリ厚みを感じる文学全集、なんだかおしゃれに見えちゃう詩集。その中でも「読書出来る」本というのは、実は限られていると私は思っています。読んで、それで終わってしまうのは、本当の「読書」とは言い難いのではないか。読んだ後の自分の人生に活きてこそ、ずっと考えさせられるからこそ、他の本とリンクするからこそ、活きてくるものが「読書」という体験なのだと勝手に思っています。今回の記事では、私が最初にこのような経験をすることになった本、ヘルマン・ヘッセの『車輪の下』とその思い出について書いていきます。

  • 車輪の下』について
  • 良い子もしんどい
  • 敢えて60点でいきたい
  • まとめ

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車輪の下』について

車輪の下』、言わずもがな有名なドイツの文学作品です。小さな町で一人だけ優秀だった主人公ハンス・ギーベンラートが、マウルブロンの神学校を受験する所から物語は始まります。次席で合格したハンスが神学校に行ってみると、そこには色んな奇天烈な(?)クラスメートが居るわけです。中でも問題児であるヘルマン・ハイルナーからは、自分の心に実はしっくりくる、反抗精神を学びます。ハイルナーは結果退学となりますが、親友を失ったハンスはそれから意気消沈。彼もまた学校を去る事になります。地元に戻ったハンスは、あれやこれやと色々巻き込まれて、最後にはオフェーリアよろしく川を下っていくのです。

いわゆる”良い子”である事の苦悩、本当は自由に羽ばたいてみたいのにという抑えつけられた苦しみ、それを助長する社会=大人たちが描かれている、というのが、まあ正統な読みではないでしょうか。因みにこれ、作者のヘルマン・ヘッセの実体験を基にした作品と言われています。実際、ヘッセさんは神学校から脱走してますしね…。ヘッセさんの作品の特徴として、相反する性格の人物や師弟関係にある人物を二人、物語の中心に置くということがあります。『車輪の下』ではハンスとヘルマン、『デミアン』だとシンクレールとデミアン、云々。一人の中にある相反した部分を乗り越えようとする動きが、この二つの人物のやり取りに託されているのです。なので、ヘッセの作品を読み進めていくにしたがって、この内的会話の質がより深められていくのが面白い。その導入として、『車輪の下』は是非お勧めです。ちょっと青春っぽいですが。

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Devilman crybaby 鑑賞日記

数多くの人々の心に消えないトラウマを植え付けたことで有名な傑作漫画、デビルマン。このリメイクアニメをNetflixで観てみました。というよりも、これを観るためにネトフリに入りました。見たかった理由は単純、女王蜂のアヴちゃんがデビルマンの歌を歌っているからです。それにしてもこんな理由でネトフリを始める人間もいるものか…ハハっ

大人向けカテゴリーに分類されていますし、残酷な内容が多分に含まれているので、観る人を選ぶアニメです。グロテスクなものが苦手な人にはまずお勧めしない。見ないでください。私は、予めどういうシーンがトラウマ級なのか承知していましたし、大体の話の流れは把握してから鑑賞しました。なので、心はある程度守りながら観れたわけです。事前準備があるのと無いのとでは、大違い。

以下、観終わった直後に書いた鑑賞メモになります。そんなにネタバレは多くないつもりです。

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【メディカルハーブ検定対策④】症状別ハーブの処方箋

こんにちは!ハーブについて勉強している、はるとかわです。今回はメデイカルハーブ検定対策第四弾です。ここでは、具体的な症状に対してどのハーブがオススメなのか、メデイカルハーブ検定の内容に沿ってまとめていきます。

※前回のメデイカルハーブ検定対策第第三弾はこちら↓

haruto-kawa.hatenablog.com

 

  • 消化器系の症状
    • ①胃腸の調子が悪い!→吐き気、下痢、腹部不快感
    • ②便秘が辛い!
  • 精神的な症状
    • ①眠れないし落ち込む…
    • ②不安がたっぷり…/緊張する…
  • アレルギー症状
    • ①花粉症が辛い!
    • アトピーや湿疹がかゆい!
  • 女性特有の症状
  • スキンケアのために
    • ①シミが気になる…
    • ②シワやたるみがね…
    • ③肌荒れが…! 
  • その他の症状
    • 痩せやすい体質に!
    • 肩こりや腰痛が…!
    • 目が疲れた!
    • 風邪気味…
    • 疲労が慢性化しております
    • 二日酔いでぐわんぐわん
    • 軽程度の外傷のある場合
    • スポーツ前に
    • お口をさわやかに!
  •  まとめ

 

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フランスのジベルニーではポピーが沢山咲いています。

消化器系の症状

①胃腸の調子が悪い!→吐き気、下痢、腹部不快感

〈原因〉精神的なストレスが影響しやすい。不安や心配があると、交感神経が優位になる事から、消化機能が抑制される。一方でリラックスしている時には副交感神経が優位になるため、消化が促進される。

〈おすすめハーブ〉

・ペパーミント:お腹全体に良いハーブ。食後にハーブティーをゆっくり飲むと良い。足やお腹に温湿布をするのもオススメ。

ジャーマンカモミール:「植物のお医者様」との呼び名もあるらしい。駆風作用があるのでガスを排出してくれるほか、消炎作用や、リラックス効果も期待できる。食後にゆっくりハーブティーを飲む。もしくは、消炎作用を期待するなら空腹時に飲むべし。

②便秘が辛い!

〈おすすめハーブ〉ダンデライオン、ハイビスカス、ローズヒップ、ペパーミント

緩下作用のあるハーブ。因みに個人的にはダンデライオンが一番効く。

※下痢と便秘を繰り返してしまう過敏性腸症候群の場合、鎮痙作用のあるペパーミントの温湿布がおすすめ。あとはお腹を優しく、ゆっくり時計回りに円を描くようにマッサージしてあげるのも良し。お大事にしてください。

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Prestige de Menton, une perfumerie de la ville de citrons.

レモンで有名な町マントン(Menton)にある、香水屋さんの話です。

先日お香の話をしたのですが、冒頭部分で、南仏旅行の時に香水屋さんで生き返ったと書きました。改めて調べてみたら、そのお店のHPを見つけて懐かしくなったので、メモしておこうと思います。

  • マントン(Menton)とは
  • EAU DE MENTON
  • いつかまた行ってみたい

※先日の記事はこちら↓

haruto-kawa.hatenablog.com

マントン(Menton)とは

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高低差のある海沿いの街です。

フランス南西部にある小さな街です。イタリアとの国境に面しており、イタリア語だとMentoneになります。

毎年2月中旬から3月初めにかけて行われる、レモン祭りが有名です。留学中の友人が「レモン祭り!」と連呼していたので記憶によく焼き付いています。私が訪れた時期は丁度オフシーズンだったのですが、お土産屋さんなどを覗くと、レモンをモチーフにしたものが沢山ありました。マントンへはニースから、モナコ公国経由のバスが出ています。

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Xiang Doのお香

南フランスを旅行していた時の事ですが、旅程疲れもあり、スリなどに対して常に気を張っていたのもあり、かなりグロッキーになっていました。折角ニースの海岸に来たのに、全然気分が上がらない…。そんな時、マントン(Menton)というレモン祭りで有名な町があるのですが、そこで立ち寄った香水屋さんで色んな香りをかいでいるうちに、気が付くと、足取りがものすごく軽くなっていたのです。香りの面白さに目覚めた瞬間でした。

香りって、鼻の組織を通して直に脳に作用するんですよね。アロマテラピーも、その作用があるからこその芳香浴だったりします。だからこそ香りの質にもこだわりたい所ですが。(因みに、天然香料だから良くて、合成香料だから悪い、とは一概に言えないそうです。むしろ天然香料の方が作用が効きすぎてしまう場合もあるとか。)

という訳で、香りを楽しむ手段としてのお香について、メモしていこうと思います。今回は、松栄堂のXiang Do(シァンドゥ)というお香について。

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地元にコーチャンフォーという、一度訪れると三時間は帰ってこられない程楽しすぎる本屋さんがあるのですが、そこでたまたま見かけて購入しました。ズラッと色んな種類の香りの箱が並んでいる売り場の光景は圧巻でした。

このお香の名前についてですが、”香”は中国語でxiang1(しぁん)と読む所から来ているのかなと。Doは…「ドゥ」とルビが振られている辺り、英語のdoなのかな?ちょっと不思議なものが尾ひれに付いてるな、という印象です。ふふ。

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中に小さなお香立てが付いているので、ひと箱からでも始められそう。(ですが個人的にはもう一つ大きいお香立てを使用しています。このお香は、そんなに灰がポロポロ落ちてこないですが、一応念のために…。)

煙は標準レベルで出ますが、燃焼時間は短いので(20分くらいでしょうか)私はあまり気になりません。お香の長さは70mmです。

「アガーウッド」は、お盆の時期に行く納骨堂の香りにそっくりです。ここのお香焚いてるのかな?お盆が好きな人間としては、先祖に思いを馳せることのできる嬉しい香りです。「フランクインセンス」は、甘さとウッディーさのバランスが丁度いい!すごく好きです。「パロサント」、これまた幸せな甘さ…。くどくなく、自然にふっと安らげるような甘い香りです。甘い香りが好きという訳ではないのに、一番減りが早いです。

一応下に松栄堂のリンクを貼っておきます。

shop.shoyeido.co.jp

いいな、と思える香りに出会える瞬間って、幸せですよね。 

それではまた!